そんな疑問にお答えします。
当サイトの管理人のわたしは、リハビリの専門家の理学療法士です。
経験年数は10年を超えており、今まで病院や在宅医療の現場で、数百人の高齢者の方のリハビリを担当していきました。
この記事を読むことで、安くて、効果的なリハビリグッズを知ることができます。
筋トレのリハビリグッズ
筋トレの基本アイテム!「アンクル・リストウェイト」
筋トレの基本的グッズと言えば重錘。
重錘が2つあれば、ほとんどの部位が鍛えられるので持っておいて損はなし。
ちなみにYAKIDAの重錘は、Amazonランキングで1位。
0.5kg、1kg、1.5kg、2kg、2.5kg、3kg×2個セットでおすすめです。
筋トレや体操にも使える!「winhi:エクササイズバンド」
ゴムバンドを引っ張ることで筋トレになります。
高齢者の体操でもよく使用されています。
このようなゴム製のバンドは通称「セラバンド」と呼ばれています。
それは商品名であって、正式なものだと値段が高いんですよね。。。
winhiのエクササイズバンドであればセラバンドと同等の使い勝手で強度別に5本もついているのでコスパ抜群。
脳梗塞の方にも!手・握力のリハビリグッズ
カワイイ握力トレーニング器具「Eranear:ハンドグリップ」
握力は全身の筋肉量と相関しており、握力が低下するほど死亡率が上がるという報告が数多くあります。
英国の40歳から69歳までの一般市民を対象に、ベースラインの握力とその後の総死亡率や、特定疾患の発症率と死亡率を調べた英国Glasgow大学のCarlos A Celis-Morales氏らは、同年代で同じ性別の人より握力が弱い人では、一部の例外を除いて疾患による死亡率が増加する傾向を示したと報告した。
引用:日経メディカル:握力の低下は死亡率上昇と関連するUK Biobankでベースラインの握力と50万人を7年追跡した研究
食事、着替え、排泄。あらゆる日常生活に「握力」は必須。
早いうちから握力を鍛えて損なことはありません。
筋トレ器具ってゴツゴツしてるのが多いんですが、このEranearのハンドグリップは、見た目がかわいいので女性にも人気。
最大の特徴は指を伸ばす筋トレ器具もセットになっていること。
6種類セットで価格も安く、コスパ抜群。
回すのがクセになる「ACEFITS:スナップボール」
握力を安定して発揮するには、手首の強さも必要。
握力と同時に手首も鍛えられるのがこのスナップボール。
回すためにはある程度の力が必用なので、握力がかなり弱い方にはオススメできません。
回すのに結構コツが必要ですが、慣れれば病みつきでゲーム感覚で鍛えられるのが良い!
こんな感じで使います。
脳梗塞の麻痺で手が固くなった方に「手指用ストレッチボード」
脳卒中後の麻痺後、そのまま放置すると筋肉が短縮して拘縮という状態になって、元に戻りにくくなります。
手指用ストレッチボードは、手指を伸ばしたままボードに固定することで、ストレッチ効果が期待できる器具。
病院では作業療法士さんが手作りしている装具(スプリント)しか見たことなかったので、Amazonで売っているのは驚き。
人によっては、ストレッチボードを装着すると、全身の力がうまく抜けて歩きやすいという人もいます。
脳梗塞の麻痺で手が開けない方に「手の拘縮予防クッション」
麻痺の影響で筋緊張が高くなって、強く握り込んでしまう方は、手の拘縮予防クッションがおすすめ。
握り込みを防止することで、拘縮の予防が期待できます。
脳梗塞の痙縮抑制に! 「スライヴ:ハンディマッサージャー」
痙縮が治るわけではないのですが、これまでの研究で、対象の筋肉に振動刺激を加えると一時的に筋緊張が低下することがわかっています。
筋緊張が低下した時にストレッチングや動作練習をすることで、リハビリの効果が得られやすくなるともいわれています。
筋緊張で悩んでいる方は、試して見てはいかがでしょうか?
関連記事
肩のリハビリグッズ
どこでも肩が動かせる!「REAQER:家庭用滑車訓練機」
日常生活で肩を90度以上挙げる動きは少ないので、高齢になると「自力で肩を90度以上挙げる」ことが困難になる。
そういった方にオススメなのがREAQERの滑車訓練機。
ドアに滑車をセットするだけで滑車トレーニングが可能になるグッズ。
滑車を使用することで、片方の腕の力で逆の腕を無理なくあげてくれるので「自力では腕が挙げづらい!」という方におすすめ。
肩の運動とストレッチに最適!「ヌンチャク」
ヌンチャク使ってどうすんの?と思いますよね。
ヌンチャクを使うことで、肩の運動やストレッチ効果が得られます。
過去に担当した患者さんはヌンチャクを使うことで、楽しみながら肩のリハビリをしていました。
背面でヌンチャクをキャッチするのって難しい!でも成功するとクセになる。
体幹のリハビリグッズ
座りながらバランストレーニング「スパイス:エクササイズチェア」
体幹を鍛える代表的なリハビリグッズと言えばバランスボール!
…ですが、高齢者の方や脳梗塞後遺症の方には転倒するリスクが高いのであまりオススメできません。
丁度よい不安定感があるものはないかと探し求めたのが、この足が固定されている「スパイスエクササイズチェア」
今まで使ってた椅子をスパイスエクササイズに変えるだけで体幹が鍛えられる。
オシャレなのでインテリアとしてもgood!
最後まで腹筋できない人に「ALINCO:イージーエクサツイン EXG057D」
体幹の筋力が低下している方の腹筋運動は、少し首をあげる程度で身体が完全に上がってきません。
なので、全可動域を動かせておらず、それほと効果的ではありません。
ここでおすすめなのが、ALINCOのイージーエクサツイン。
最後まで体を上げられない人でも、後ろに倒れるだけでバネの力で腹筋運動をサポートしてくれる。
負荷量は3段階に調整できるので、その人の体幹筋力に合わせた設定ができます。
有名なのは「腹筋ワンダーコア」ですが、ALINCOであればほぼ半額。
ストレッチのリハビリグッズ
ストレッチの定番グッズ!「ストレッチポール」
ストレッチの定番といえばストレッチポール。
上に乗るだけで背筋がシャンと伸ばされます。
背骨がかなり曲がっている方は難しいですが、猫背がちになっている方にオススメ。
乗るだけでストレッチ!「La-VIE ストレッチボード」
よく銭湯とかに置いてあるやつなんですが、ご存知でしょうか?
一般的に起立台と呼ばれていて、乗るだけでふくらはぎがストレッチされます。こんなかんじ。
人間の中で1番硬くなりやすい筋肉は「腓腹筋」というふくらはぎの筋肉。
腓腹筋は、人間の筋肉の中で1番硬くなりやすく、歩行時に重要な役割を担っていて、硬くなると転倒し易くなります。
そして腓腹筋は固くなってしまうと伸ばすのにかなり苦労します。
でも、起立台(La-VIE ストレッチボード)は、乗るだけで自分の体重を利用して固い腓腹筋でもストレッチされる安価な優れもの。
バランスのリハビリグッズ
バランストレーニングの定番「eSPORTS:バランスディスク」
バランストレーニンググッズの定番と言えば「バランスディスク」。
上に乗って姿勢を保つことでバランス能力が鍛えられる。
使い方は上に乗るだけではなく、バリエーション豊かに使用できます。
歩行のリハビリグッズ
ウォーキングは外だけじゃない「BARWING(バーウィング) ルームランナー」
外にウォーキングにでも行こう!と思ってても
- 「夏は暑いからイヤだ」
- 「冬は寒いからイヤだ。」
- 「雨が降っているからイヤだ。」
- 「嫌いなご近所さんに会うからイヤだ。」
いろんな理由をつけてサボりがちになります。
でも、ランニングマシンがあれば、夏・冬・雨の日でも、映画やドラマを見つつ楽しみながらウォーキングできます。
ウォーキングマシンには、いろんな種類がありますが、安い機種ってベルトの横幅が狭くて踏み外しやすいんですよね…
この機種は他の機種と比べてベルトの幅が広いので踏み外しにくく、歩きやすいです。
さらに、使わない時は小さく折り畳めるのもgood!
値段は正直高い…
でも、このウォーキングマシンを5年使い続けるとすると、月々700円くらいの支払いで買えます。
足踏みで足腰鍛える!「ショップジャパン:健康ステッパー」
ウォーキングマシンのような大きいものは部屋に置けない!という方には、ステッパーがおすすめ。
ステッパー上で足踏みをすることで足腰が鍛えられ、歩行トレーニングと同等の効果が見込める。
ステッパーでも色んな機種があるんですが、私はショップジャパンのものを強くおすすめします。
理由は、支持ハンドルがついているから。
トレーニング中はかなり不安定になりやすい。
なので、安全性を考慮して支持ハンドル付きのものはオススメです。
持久力を鍛えるリハビリグッズ
折りたたみができるエアロバイク「ALINCO:AFB4417」
という方にオススメなのがエアロバイク。
自分の体重を掛けずに運動が可能なので、関節に優しく持久力を鍛えることができます。
エアロバイクってどれも似たようなものですが、ALINCOのAFB4417はコンパクトに折りたたみができるところがgoodです。
寝たきりの方でも運動できる!「絆:フィットネスバイク」
寝たきりの方の筋力トレーニングや持久力トレーニングを行うのはとても難しいですよね。
でも「絆のフィットネスバイク」は寝ながらでもペダルが漕げるので、ベッドで寝たきりの方でも足腰の運動ができます。
しかもペダルの重さも変えられるのでその方に合わせた負荷量でトレーニングできる優れもの。
そしてとにかく安い。
まとめ
おすすめのリハビリグッズをご紹介しました。
運動のモチベーションを保つのは大変ですが、しっかりと運動していつまでも元気な身体でいましょう!