ミクリッツ線(Mikulicz line)の正常は?測定方法を解説!

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こんにちわ!シロマツ(@hakuinodokata)です!

 

膝関節の内反、外反変形の指標となる評価で、FTAがありますが、それと少し似ている評価で「ミクリッツ線」があります。

 

少しややこしいですが、きっちりと違いを理解したいものです。

 

今回は、膝関節の評価に重要な「ミクリッツ線」の正常位置や、測り方、FTAとの違いについて解説します。

ミクリッツ線とは?

ミクリッツ線とは、日本語で、「下肢荷重線」「下肢機能線

英語では、「Mikulicz line(ミクリッツライン)」または「Mechanical axis(メカニカルアクシス)」と言います。

 

少しややこしいですが、全て同じ意味ですので、ご注意ください。

ミクリッツ線(Mikulicz line)って?

ミクリッツ線とは、「大腿骨頭の中心」と「足関節の中心」を結んだ線のことを言います。

ミクリッツ線を引くことで体重が掛かっている線、「荷重線」がわかります。

正常であれば、関節面のハシからハシを基準として、膝関節の中心の少し内側(59%±2%)の範囲でミクリッツ線が通ります。

 

もし、このミクリッツラインが、膝の内側を通って、61%以上になるにつれて、膝の内側にストレスが掛かり易くなるので「O脚(内反)」の状態を表します。

逆に、膝の外側を通って、57%以下になるにつれて、膝の外側にストレスが掛かり易くなるので、「X脚(外反)」の状態を表します。

重度の変形性膝関節症で、運動ができなかったり、日常生活が送れない場合、全人工膝関節置換術(Total Knee Arthroplasty:TKA)や高位脛骨骨切り術(Open Wedge HTO)などの手術が適応になります。

手術の前に、ドクターが矯正する膝の角度を決定し、調整する際の指標にも使用します。

ミクリッツ線の計測方法

当然のことながら、身体をそのまま見て大腿骨頭の中心などはわかりません。

計測するためには、骨格でなければわかりませんので、立位でのレントゲン画像が必要です。

 

病院などの医療機関の多くは、レントゲン画像を閲覧するソフトの中に、線が引ける機能があるので、それを使用することがほとんどです。

 

わたしは実習生時代、印刷したレントゲン画像で自ら線を引っ張って評価していた記憶があります。

ミクリッツ線とFTAの違い

では、同じ内反、外反変形の程度を見るFTAとどのような違いがあるのでしょうか?

 

ミクリッツ線は、「大腿骨頭の中心」と「足関節の中心」を結んだ線

FTA(femoro-tibial angle)は、「大腿骨の中央を通る線」と「脛骨の中央を通る線」の重なる角度

です。

 

使い分けるとしたら、大腿骨の外弯変形が見られる場合です。

重度の内反変形の場合、大腿骨の「外弯変形」という大腿骨が湾曲してしまう状態の場合です。

 

このように外弯変形を伴っている場合、骨の中央を通る線(垂直線)を使用するFTAの計測が難しくなります。

ですが、ミクリッツ線であれば、正しく計測は可能です。

このように評価する際は、外弯変形の有無で使いわける必要があります。

まとめ

ミクリッツ線について解説させて頂きました。

ミクリッツ線が理解できれば、膝のどこに荷重が掛かり、どこに負担が掛かり易いかがわかります。

 

あまり計測する機会は少ないと思いますが、知識として覚えておいて損はないと思います。

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