職場での悩みは尽きぬもの。
その悩みは、転職すべき悩みなのか…判断基準が難しいですよね…
職場で悩みやトラブルが起きる度に転職をしていたらキリがありませんし…
転職を判断するのに大事な考え方は以下の2つです。
転職を判断する前の大事な考え方
今の職場で改善できるところは努力する。
それでも無理なら転職する。
この記事では、理学療法士の悩みを人間関係、残業、やりがい、給料の4つの悩みにわけて、それぞれ転職すべきかの判断基準と対処法を解説しています。
あなたの今の悩みは転職するべき悩みなのか、それともまだ改善の余地があるのかこの記事を参考にしてください!
この記事でわかること
- 転職した方が良いケースがわかる
- 転職しないほうが良いケースがわかる
- 今の職場でできる対処法がわかる
人間関係の悩み
人間関係が原因での転職はどの年代でも上位に上がってきています。
男性は「その他の理由(出向等を含む)」31.3%を除くと「定年・契約期間の満了」16.0%が最も多く、次いで「給料等収入が少なかった」9.4%となっている。
女性は「その他の理由(出向等を含む)」26.9%を除くと「職場の人間関係が好ましくなかった」13.3%が最も多く、次いで「定年・契約期間の満了」12.7%となっている。
人間関係について考えるとき、どうしても感情的になってしまいがち。
なので、まず自分に否があるか?自分に否がないか?を判断する必要があります。
自分に否がある場合・・・処世術を学ぼう!
どこの職場にいっても精神的に不安定な上司はいます。
でも、人間関係に行き詰まるたびに転職していたら、きりがありません。
どんな人間が相手でもある程度は、うまく立ち回れるように処世術を身につけるべきです。
処世術は一生モノのスキルです。
そして処世術の本は、必ず1冊は持っておいても損はしません。
自分に否がない場合・・・パワハラ上司の対処法
どんな職場でもヤバい上司はいます。
でも、度が過ぎているパワハラ、モラハラがある場合の対処していきましょう。
解決策は、ハラスメント相談窓口もしくは人事課に連絡することです。
2020年6月1日に施行されたパワハラ防止法で、企業に対してパワハラ対策のための相談窓口設置が義務化されました。
2022年4月1日には、あらゆる会社、組織に義務化が適用されていますので、ハラスメント相談窓口は絶対にあるはずです。
ハラスメント相談窓口に相談する前に、事実情報を溜めておきましょう。
いくらハラスメント相談窓口に相談したところで、担当者はあなたの言う事を全て信じて行動に移すということはありません。
と思われる可能性が高いので必ず客観的な証拠が必要です。
必要なものは録音記録、日記などです。
録音記録
録音記録は、スマホで簡単に録音することも可能です。
でも、職場でスマホを持ち運べないという方は、コンパクトなボイスレコーダーの購入をおすすめします。
日記を書く
日記も重要な証拠になります。
大事なことは下記の3点。
- 記録を継続して書く
- 事実と解釈がわかるように書く
- 内容が具体的にわかるように
たった1日の日記では中々、証拠として使えません。
継続して書くことが重要です。
また、事実と解釈がわかるように、下記のように言葉を語尾につけましょう!
- 事実であれば「~だった。」「~だ」
- 解釈であれば「~と思った。」「~と感じた」
内容も具体的に以下のような内容をまとめていれば完ペキです!
日記に書くこと
- 日時
- 場所
- シチュエーション
- その場に誰がいたか
- 言われてどう思ったか
これを持って、ハラスメント相談窓口もしくは、人事課が対応してくれなかったら、労働基準局に相談することを匂わせても良いかもしれません。
高確率で動いてくれるはずです。
でも、ここまでして人事部が対応してくれないとなると、そういったことが当たり前の組織の体質なので、退職した方がよいでしょう。
人間関係の悩みまとめ
- 転職を考え直す:自分に否がある場合は、処世術を学ぶ、パワハラなら相談窓口に相談。
- 転職をするべき:上司や人事などに相談しても無駄な場合
理学療法士の人間関係については以下の記事で詳細に解説しています。
-
理学療法士の人間関係に疲れた…精神崩壊する前にしておく3つの対処法
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残業・休日の悩み
時間外労働の時間は、法律で次のように決まっています。
- 年720時間以内
- 複数月平均80時間以内(休日労働を含む)
- 月100時間未満(休日労働を含む)
- ※上記に違反した場合には、罰則(6か月以下の懲役または30万円以下の罰金)が科されるおそれがあります。
また厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、医療、福祉系の残業は、令和4年2月で4,9時間となっています。
4,9時間は少ない!と思ってしまいますが、このアンケートの回答者は雇用主なので実際の数値より少なくなっていると思われます。
ただ、医療・福祉系は他の産業よりも時間外労働は少ない傾向にあります。
4,9時間どころじゃない!残業がかなり多い!という方は、一度原因を追求しましょう!
残業の原因は???個人の問題?環境の問題?
残業が多いのは、個人の問題なのか、環境の問題なのかをしっかりと判断しましょう!
残業が自分の問題であれば、早く帰れるように工夫するべきです。
早く帰れる工夫
- エクセルで事務作業を自動化
- サマリーなどの書類業務はよく使う定型文を保存しておく。
- 明日できることは後回しにして帰宅する
- 同僚と無駄話はしない
個人の問題じゃなくて環境の問題であれば、上司に提案する必要があります。
しかし、病院関係だと、下っ端の意見で業務内容はほぼ改善が期待きません。
なので、環境が原因だとあきらめるしか無いですね。
休日にイベントが多い場合
大病院などは、教育機関の役割を担っています。
なので、休日に地域の勉強会、イベントの手伝い、アシスタントなどがやたらと多い傾向があります。
解決策は勇気を出して断ってしまうことです。
ただ断ってしまいことで人間関係が不良になるような会社であれば、退職するべきでしょう。
残業・休日の悩みまとめ
- 転職を考え直す:残業が個人の要因であれば、残業を行わない工夫を!
- 転職するべき:残業が環境的な原因、休日イベントが多い。
やりがいの悩み
理学療法士の仕事は、毎日のように患者から「ありがとう」と言われます。
でも、やりがいは、主観的なものなので自分のモノの見方で全てが変わってしまいます。
基本的にセラピストの仕事は「リハビリテーション+事務作業」です。
毎日同じことの繰り返しでイヤになってるヒトも多いはず。。。。
やりがいは、主観的で感情的な部分が大部分を占めているからこそ、徹底的な自己分析が必要です!
やりがいを感じない原因を分析
基本的に理学療法士がやりがいを求めて転職したとしても、また同じような状態になることが多いです。
理由は、どこの職場に行っても理学療法士の仕事はどこに行っても同じ「リハビリテーション」だからです。
なのでやりがいを感じない多くは、環境的な要因ではなく個人の内面的な要因であることがほとんど。
では、ヒトがどんな時に仕事にやりがいを感じるのか?
それは、アメリカの臨床心理学者フレデリック・ハーズバーグが提唱した二要因理論で説明できます。
ヒトのモチベーションは、衛生要因と動機づけ要因の2つの要因に影響を受けるとされています。
- 動機付け要因:達成、成長、昇進、承認仕事そのもの、責任
- 衛生要因:会社の政策と管理方式、監督、給与、対人関係、作業条件
衛生要因に関しては職場環境が主で、自分ではコントロールできない問題が多いです。
しかし、動機づけ要因に関しては、自分でコントロールできるものが多い傾向になります。
なので、モチベーションが原因で転職を考えている場合は、動機づけ要因の中の成長や達成感を感じるように取り組むべきです。
成長や達成感が感じられないときはダマされたと思って、新たなことにチャレンジする事をオススメします。
せっかく新たなチャレンジをするのなら、周囲から承認されるような成果がわかるものがよいでしょう。
今の職場で成果を出してから退職する
これから転職することを前提に、履歴書に書けるような成果を手に入れることをオススメします。
理学療法士のスキルアップ
- 認定、専門理学療法士
- 心臓リハビリテーション指導士
- 呼吸療法認定士
- 認知症ケア専門士
- 転倒予防指導士
- 都道府県、地域の学術大会の症例検討発表
今の職場で具体的な成果を出して、それでもやりがいを感じない場合は転職しましょう。
新しいことにチャレンジできない環境であれば、それも転職するべきです。
やりがいがないと考えるのであれば、後悔しないためにもしっかりと分析した上で転職しましょう。
やりがいの悩みまとめ
- 転職を考え直す:新しいことにチャレンジする
- 転職するべき:成果を出してもやりがいを感じない場合
給料についての悩み
給料は、高ければ高いほど良いですよね。
1000万あれば最高!・・・なのですが、それは一般的な理学療法士だと現実的ではありません。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査 によると理学療法士の給与はこちら。
企業規模 10人以上 10~99人 100~999人 年齢 33.9歳 34.7歳 34歳 年収 4,189,400円 4,092,100円 4,145,900円
企業規模によって異なりますが、概ね400~420万円というところ。
給与・待遇を改善するには副業と転職しかない
給料・待遇を改善するために、上司に相談するのはオススメしません。
給与待遇を上司に相談しても年収5万増える程度でしょう。
なので、大幅に給与待遇を改善するには、副業・転職がベストです。
今の時代、副業でサクッと月に2~3万程度は稼げます。
理学療法士の稼げる副業一覧
- ブログ/アフィリエイト
- せどり
- ココナラ
- コンサルタント
- セミナー講師
- ハンドメイド販売
- ウェブデザイン
- プログラミング
- コンテンツ販売
- 訪問リハビリのアルバイト
ただ、副業よりも転職の方がすごく簡単。
あなたの給与が200~300万円代であれば、転職することで確実に年収アップします。
理学療法士で年収500万、600万!という方もいます。
ということは、あなたはすごく仕事ができる優秀なセラピスト? と思ってしまう方もいるかもしれませんが、全くそんな事ありません。
正直、私はただ、そのポジションにいるだけ。なんです・・・
何がいいたいかというと、良い給料がもらえるか、もらえないかは
個人の努力ではなく、良い給料を支払う経営者のもとで働けないか、働けるか
もしくは、良い転職先を見つけられるか、見つけられないかという運です。
ただ運は運でも、求人情報をたくさん知っているヒトはやはり有利になります。
当サイトでは、転職は転職エージェントの利用をオススメしています。
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非公開求人数 | 多数 | 多数 | ||
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病院 | 5,362件 | 1,838件 | 非公開 | 非公開 |
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転職すべきかの判断基準と対処法のまとめ
今回の記事では、転職するべき悩みなのか?判断基準と対処法を解説しました。
今回の記事で解説したこと
人間関係の悩み
- 処世術を身につける
- パワハラ窓口、人事に相談して無理なら転職をする
残業、休日の悩み
- 仕事を早く終わらせる工夫をする
- それでも無理なら転職をする
やりがいの悩み
- 新しいことにチャレンジして成果を得る
- 成果を得てもやりがいがない場合は転職をする
給料の悩み
- 転職をする
- 副業をする
改善できるところは行って、それでも無理なら転職をしましょう。
転職は、転職エージェントの力を借りるのが有効です。
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