普通の会社員とは違い、医療専門職は転職を繰り返していろんな職場で経験を積むことが多いですよね。
そんな中、退職時に上司とイヤな雰囲気になり、気まずくなって退職する人もとっても多いです。
それ実はほんと損なんです。
人脈は宝です。
良い人脈は、良い転職先や新たなビジネスを見つけるキッカケを与えてくれます。
人脈を減らすということは、自分の可能性を狭めているのと同じです。
また、このリハビリテーション業界はめちゃ狭い。
学会や勉強会、転職先など、前の職場の人とばったりと会うこともざらにあります。
上司と気まずい雰囲気で退職しちゃったら、今後なんらかの支障をきたす可能性が高くなります。
そのため、退職時の一番のミッションは「円満退職」なのです!
この記事では、円満退職するための基本的なことを解説していきます。
目次
経営者は、理学療法士に辞められると困る。
我々は、一般企業のサラリーマンとは違い、リハビリさえ行っていれば確実に利益を産み出します。(決して楽だとかそういう意味ではなく、利益を出すのに確実性があるという意味です。)
なので、「療法士が辞める」というのは、
- 組織の収入が直接的に減る
- また新しい人材を教育・入職する必要がある
という、職場にとっては不利益と面倒でしかないのです。
なので、あなたが上司に退職理由を告げて、その理由が上司にとって納得できない場合、全力で引き止めに来るはずです。
そうならないためにも、退職には、断固たる決意と理由が必要になります。
大体の退職理由は組織、人間関係、待遇である。
人によって退職理由は様々です。
- 親の介護
- 旦那の転勤
- 別の分野の勉強がしてみたい
上記の理由なら、上司も「仕方ない・・・」と思うでしょう。
でも、大半の社員が転職する理由は
- 組織
- 人間関係
- 待遇
のどれかに不満があるからです。
これを打破するには、あなたが変わるか、組織が変わるかのどちらかです。
もしかしたらあなたの頑張りで組織を変えることもできるかもしれません。
でもそんなことしてたら何年後になるかわかりませんよ!
早く退職して環境を変えた方がベストです!
なぜ自分が退職したいのか、冷静に分析しよう
なぜ自分が退職したいのか冷静に分析しましょう。
いま、自分の辞めたいという理由は、一時の感情的なものではないでしょうか?
転職したところで、その悩みは改善されるのでしょうか?
冷静に分析して下さい。
そうでないと、転職したところで長続きせず、あなたの経歴にも傷が付くかもしれません。
私の場合
私の場合、転職した理由は下記の二つです。
- これから子供が生まれる→今の職場では収入が少ない。(年収350万)
- 早く帰って子育てを手伝いたい→今の職場では残業が多い。
なので、この病院に残っても良いことがない。
私は組織・人間関係の不満はなかったのですが、待遇面に大きな不満があったので転職しました。
家計を計算して、最低でも、年収450万以上、そして残業少ない。という条件で転職会社や、ハローワーク、知り合いのツテなどを探して、無事、希望通りの年収や、残業時間がない職場が見つかりました。
その時、利用した転職会社を貼っておきます。
メドフィットは、医療・介護の求人数が業界最大級で好条件な求人が多いのが特徴です。
即決できる求人案内が多いので、早く就職したいという方にはおすすめです。
わたしも担当者の方には、本当にお世話になりました。
転職企業でマイナビを知らない人はいないと思うほど大手です。
厚生労働省から認可を受けた転職・就職支援サービスなので、安心度が高く、きめ細やかにサポートしてくれます。
大手ということもあって、理学療法士の求人では、全国で約3300件と豊富です。
あなたの場合は、何でしょうか?
今の職場の問題点と、次の職場に期待することを箇条書きして、幸せに働けるように冷静に分析しましょう。
私が転職に至った経緯や、転職に成功するポイント等を書いています。よろしければ読んでください。
関連記事
辞め方のポイント
円満退職を目指すために、基本的な辞め方のポイントをまとめてました!
次の職場は決定した前提で話す。
このように次の転職先が決定していないと何が問題なのかを具体的に聞かれて、退職できないように丸め込まれる可能性があります。
きっぱりと諦めさせるためにも、すでに転職先は決定していることを伝えましょう!
また、転職先が決まっていないのに退職すると、次の転職先が決まるまで安心できません。
なので、退職の意向を伝える段階で必ず転職先は決めておきましょう!
退職の意向をいう時期


まさにその通り。
しかし、労働基準法では、退職届けを出してから実際に退職するまでに必要な期間は最低でも2週間としています。
法律上何も悪いことしていないんですよね。
でも、社会のルールとして、退職希望の3か月前には、退職の意向を話しておくことになっています。
これは、組織内で引継ぎ期間や職員を募集するなどを考慮した期間です。
なので3月に退職する場合は、遅くても12月~1月言いましょう。そうすることで、残された方々の怒りを買わずに済みます。
退職理由でバレバレなウソはつかないでおこう
退職理由は言わなくても、何の問題もありません。
でも、これから狭い業界で共に働いていく上司です。
退職する理由を伝えなかったら・・・

なんて思う上司もいると思います。
今後、気まずい関係となるかもしれませんので、理由はしっかり伝えましょう。
でも、退職理由を言いづらいからといって、ウソをついてはいけません。
あとあとトラブルのもととなります。
よくある退職理由のウソは
「親の介護」と「引っ越し」
これめっちゃ多い。
本当の場合もありますが、私の周りには怪しい人たちがたくさんいました。
そんなわかりやすいウソをつくんなら「この職場が気に食わないって正直に言って!」と思ってしまいます。
後々、なんらかの形でウソがばれると、その人自体の信用が失われることになります。
信用ってビジネスをする上で非常に大事です。
こんなくだらないことで信用を無くすくらいなら正直に言いましょう。
辞める理由はオブラートに包もう




辞める職場に、ほんとのことなんか言ってしまうとケンカになります。
もし、不満等を話をして「そこ改善するように努力するから、このまま残ってくれ!」なんて言われたら、ちょっと怯みますよね。
退職するときは、ウソも方便。
理由をオブラートに包みましょう。
まとめ
- 冷静に自分の退職理由を分析しよう
- 退職を告げるときは遅くても12月~1月に言おう。
- 退職理由にウソはつかないでおこう。
- 退職理由はストレート過ぎるとトゲがあるので、表現や言い方をオブラートに包もう。
- 人脈は宝。またどこかで会っても気まずくないように退職しよう。
「立つ鳥、跡を濁さず」というように、残された人たちに迷惑にならないように退職することが円満退職に繋がります。
上司に退職を伝えるのは緊張しますが、きっとわかってくれるはずです!ガンバって下さい!
