ブラックな職場は誰もが入りたくありませんよね…
もし間違って入職してしまっても、自分のキャリアに傷がつくので、簡単には辞められません…
わたしは経験年数10年を超える理学療法士です。
過去にブラック病院で働いた経験とたくさんの転職相談を受けてきました。
この記事を読むことでブラック求人を見分けられる可能性が高くなり、結果的に良い職場を選べるようになります。
この記事でわかること
- ブラック求人の特徴
- ブラック求人がよく使う言葉、文言
- ブラック求人を高確率で避ける方法
特徴1:やりがいを過度に全面に押し出している!
やりがいを過度に全面に押し出している求人はやりがい搾取される可能性が高いため要注意です。
ご存知かと思いますが、やりがい搾取とは、経営者が賃金や手当の代わりにやりがいを強く意識させることで、本来支払うべき賃金や手当を支払わないことです。
このやりがい搾取、本当に医療介護業界は多い!多すぎる!!!
そのような職場ですといつまで経っても昇給しません。
また、サービス残業が当たり前の職場である可能性が高いでしょう。
特徴2:月給のみでボーナスと年収に関しては記載無し!
お給料の情報は非常に大事ですよね。
しかし、情報を見ると月給のみに記載があって、ボーナスは「あり」とだけ。
年収に関しても書いていない。
そういった求人には注意が必要です。
月給が高い!と思って入職したらボーナスが数万のみ。
年収ベースではとても低いという職場もあります。
そのような求人の全てがブラックだ!と言うわけではありません。
しかし、モデル年収やボーナスを書けない理由があるのでしょう。
気になる場合は実際に病院施設見学を依頼して、お給料のことをしっかりと質問しましょう!
特徴3:業務内容の中に「介護補助、入浴介助、食事介助」あり!
ここ最近は現場のマンパワー不足から、理学療法士に介護の仕事をさせる職場が増えてきています。
基本的に理学療法士が介護を行ってもその施設には何の利益も発生しません。
なのでお給料は増えません。
最悪の場合、介護で単位を取っていたり、介護士として夜勤をする職場もあるようです…
「理学療法士が介護を行うことで実際のADLを評価できるので、リハビリに活かすことができます!」
などとキレイごとを言って、やりがいや誠実さを全面に押し出している求人は要注意です。
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特徴4:年中求人を出している!
理学療法士はすでに需要と供給が逆転しています。
にもかかわらず、年中求人を出している職場は、警戒しておいたほうが無難です。
知っての通り、年中求人を出し続けている理由は「離職率が高い」ことを意味しています。
通常であれば離職率が高ければ改善を図るのが普通の組織です。
しかし「この病院ずっと求人広告出してない・・・?」という職場は、離職率の改善を目指さずにただ単に安い労働力を求めている職場の可能性が高いので要注意です。
特徴5:若いスタッフが活躍中!
基本的に理学療法士は若い世代が多いです。
しかし、若い世代しかいないという職場は、労働者が長続きせずに離職率が高い職場な可能性もあります。
比較的古い病院、施設なのに中核となる中年がいないということは、結婚や出産を気に退職している人が多いということ。
その背景には、家族を養えないくらいに給料が低くて昇給しなかったり、残業が多すぎたり、育休などの環境が整えられていない可能性が高いことが考えられます。
このような病院施設は社員を使い捨てのように扱っている可能性があるので要注意です。
特徴6:残業なし!
理学療法士の残業の多くは業務での残業ではなく、勉強会や上司の研究の手伝い等の自由意思で遅くまで残っていることがとても多いです。
なので、正しくは「残業無し」ではなく「残業代無し」の可能性があります。
ブラックな職場は、残業する理由を何でも患者さんのため!とこじつけてとして何でも正当化したりします。
ひどい場合は、自由意思で残っています!と念書を欠かされる職場も…。
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特徴7:アットホームな雰囲気!
やたらと休日に業務イベントが多かったり、休日にサークル、マラソン大会参加などプライベートに干渉しまくられる可能性があります。
またホームページやSNSなどで学会帰りの飲み会でスタッフが肩を組んで仲良く写っている写真。
スタッフが仲良さげに写っている写真などがアップされているかを確認しておきましょう。
もしそのような写真が載っていたら、その職場に入社することで自分もネットに顔を晒されることになります。
そうなると自分の肖像権はあってないようなものです・・・
アットホームな雰囲気は良い言葉ですが、裏を返せば閉鎖的で気に入らなければよそ者を排除する傾向もあるので要注意です。
特徴8:相場よりも給料が高すぎる!
リハビリテーションは、一年目やベテランまで誰がやっても支払われる診療報酬が同じです。
1日で診れる患者の数は大体決まっているので、給料の相場もほぼ決まっています。
なので、相場よりも高すぎる給料の場合は少し警戒しましょう。
理由は、離職率が高すぎて、高い給料でないとスタッフの数が維持できないからです。
そのような病院施設で働いた場合、事務処理する時間もなく単位取得ばかり。
昼休みも取らせてくれないなど労基違反がある可能性も否定できません。
お給料が高いのはいいのですが、高すぎるは注意が必要です。
特徴9:夢、希望などの精神論を語っている!
使われる言葉の多くは、夢、希望、感動、成長、やりがいです。
素晴らしい言葉ですが、非常に抽象的で便利な言葉。
ホームページや求人表でこのような言葉が使用されていたら要注意。
自分の「夢、希望、感動、成長、やりがい」をエサに、労働者は低賃金のまま最大限に搾取され続けます。
あと、毎朝朝礼で病院や施設の理念を大声で唱えるような病院、施設も要注意。
洗脳の常套手段です。
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特徴10:リハビリ管理職を募集!
いきなり入職して、管理職・高給与なら最高じゃないか!と思ってしまいますが要注意。
なぜその職場を知らない人に重要な管理職をさせるのか、疑問ではありませんか?
理由は誰も管理職をやりたがらない理由があるからです。
- 管理職を指導する上の人間がパワハラ三昧。
- 業務が多忙過ぎてストレスが貯まる
- 下の社員が経験や実力がない
甘い求人には注意が必要です。
どうしても気になる方は、必ず施設見学に行って理由を聞きましょう。
ブラック求人を高確率で避ける方法は?
今まで紹介した特徴に注意しても、ブラックと見抜けない求人も中にはあります。
でも、高確率でブラック求人を避ける方法があるのです。
それは転職エージェントを使うこと。
今の時代、転職エージェントを利用するのが当たり前となってきました。
転職エージェントはブラックな求人が少ない傾向があります。
理由は以下の通り
転職エージェントを利用するべき理由
- 1分で登録。利用料は無料。
- 評判が悪くなるので、ブラック求人を紹介することが少ない
- ブラックな職場は採用にお金を掛けないので転職エージェントを利用しない
- キャリアアドバイザーは登録されている職場の労働環境や離職率などを知っている
- 就職先との条件に食い違いがないようにキャリアアドバイザーが仲介する
転職エージェントは基本的にサービスはどこも一緒。
注目するのは、求人数。
求人数が多ければ、良い転職先に出会う確率は高くなります。
なのでヒマな管理人は毎月、転職サイトの掲載求人数を施設別に徹底比較しています!!!( `ー´)ノ
以下にリンクを載せておきます。宜しければどうぞ~!
>>【求人数1位は?】リハビリ転職サイトの求人数を毎月調査&徹底比較!
まとめ
理学療法士が見るべきブラック求人の特徴をご紹介しました。
たくさんある求人票からブラック求人を見極めることは難しいことです。
でも、求人票や病院施設のHP、SNSに何らかのヒントが隠されていると思います。
ブラック求人を見極めて良い転職ができるようにしていきましょう!