と悩んでいる方へ
この度ご縁があり、理学療法士から他業種に転職を成功させた2名の方にインタビューさせて頂きました!
- Aさん:理学療法士→不動産業
- Bさん:理学療法士→IT企業(Webエンジニア)
お二人がどういったことを考え、行動して他業種への転職を成功させたのか。
匿名ということもあり、お二人ともウソ偽りなくお話して下さってます。
理学療法士から別の道へ進み、セカンドキャリアを成功させた方に出会うことは少ないはず。
なので今回のインタビューは、非常に貴重な内容だと思います。
この記事でわかること
超高収入!理学療法士から不動産業界へ転職したAさんにインタビュー!
理学療法士から不動産業界に転職したAさんにインタビューさせて頂きます!
かなり珍しいキャリアチェンジされた方だと思います。
理学療法士から不動産業界へ転職したキッカケ&理由
転職しようと思った理由
- 何となく自分には合わないと思った
- 給料が少ない
理学療法士から不動産業界へ転職したキッカケ&理由:①何となく自分には合わないと思った
高校生のときに担任から
「理学療法士は良いぞ!人の役に立つし食いっぱぐれない!」
と言われて、何も考えずに理学療法学科の大学に入学しました。
でも勉強するにつれて、私にとって一生する仕事じゃないかと…
理学療法士は素晴らしい仕事でやり甲斐はあるのは間違いないです。
でも評価実習を経験して
「あれ?やっぱりこれ俺に合わないんじゃね…」
と思いました。
その時の実習は、人生選択を間違ったんじゃないかって不安で仕方なかったのをめっちゃ覚えています。
理学療法士から不動産業界へ転職したキッカケ&理由:②給料が安い!!!
評価実習で先生方が年収の話をしてたんですが、10年目で380万って話してて
いや…これは無理やなと笑
もちろん、個人の努力次第で何とでもなるんでしょうけど、やはり稼げる業界で努力したほうが稼げるなと。
で、稼げるのなら 不動産業界やろ! と…
理学療法士から不動産業界に転職する前にしたこと
理学療法士から不動産業界に転職する前にしたこと:①情報収集
とりあえず先輩に不動産業界の人がいたので月一回くらいは飯に誘って話を聞きました。
あと、理学療法士として3年は働きなさいと親に言われたんですが
先輩からは…
先輩からのアドバイス
それはウソ!!!
20代の価値は若さ!!!30代以上の人間からしたら、あんたは可能性の塊や!
3年なんて無駄だからすぐに行動するべき!
とりあえず理学療法士をやってみて、無理やと思ったらすぐに辞めて不動産いけ!
と言われ、僕もバカだからその先輩を信じて、辞めるんならすぐ辞めようと思いました(笑
理学療法士から不動産業界に転職する前にしたこと:②宅建の勉強
PTの資格をとって入職したあとは、仕事しながら宅建勉強しろ!
と言われたんで、ひたすら教科書で過去問解きました。
ちなみに勉強時間の確保と転職を見据えて、週休3日のデイサービスに就職しました。
国家試験後で勉強する習慣がついていたのでかなり机に向かうのは楽でしたね笑
理学療法士から不動産会社へ無事に転職!
とりあえず適当に求人検索を見つつ、転職サービスに登録。
色々と不動産業界のことを聞いて、自分で就職先を見つけて面接応募しました。
まだ20代で宅建勉強中であることもあったのか
不動産企業の売買営業部門に採用されました。
会社に入社した後、毎日上司から鬼詰めでしたよ笑
不動産は何千万、場合によっては何億円とお金が動く仕事です。
たった一つのミスが命取りになります。
今まで胃に穴が開くようなこともたくさんありましたね…
1~3年目はかなり後悔しましたが、自分で決めた道だからと根性で乗り切りました。
今は仕事に慣れてきて詰められることなく順調です。
仕事の自由度が増して今は楽しいです。
理学療法士から不動産業界に転職して感じたメリット・デメリット
○ メリット | ✕ デメリット |
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不動産業へ転職して良かったこと:メリット
不動産業界のメリット
- 給料が良い
- 完全な実力社会
やっぱり給料が良いことと完全な実力社会というところですね。
うちの職場は歩合制で、頑張れば頑張った分だけ稼げます。
今は8年目で年収1200万になりました。
ストレスもありますが、家族は妻と子供2人。
今は幸せです。
俺は家族のために働いて養ってやってる。
って、そんな自分に酔いしれてます。(今の時代は怒られるけど…)
ほんで、昔から憧れていたポルシェのカイエンを買いました!
中古なんですが、今はポルシェオーナーを維持することをモチベーションに頑張ってます。
理学療法士のままならたぶんポルシェは無理だっただろうなと思います。
不動産業へ転職して後悔したこと:デメリット
不動産業界のデメリット
- プライベートがない
- 忙しい
会社によると思いますが、稼ごうと思うとマジで忙しいです。
とにかくプライベートと仕事の境界線がありません。
家やマンションを買う人は土日に物件を見に来られる方が多いので、土日祝はもちろん仕事。
平日は休みですが、同僚やお客さん、関連会社から普通に電話が掛かってきます。
そして夜まで書類業務やら雑務。
飲み付き合いも多いです。
そしてみんなちょっとパワハラ気質。
自分より立場の強い人には逆らえませんし、売れてないと人間扱いされません。
真の実力社会です。
お金はありますが、今は子供とゆっくりする時間が欲しいな…と思います。
なので将来は独立を目指しています。
なぜ?理学療法士から不動産業への転職に成功した理由
それはとにかく早く行動したからです。
自分はバカなので先輩の言うことを全部信じてすぐ行動しました。
理学療法士仲間から他業種への転職相談を受けることが多いです。
でも、ひたすら考えて行動しない人がほとんど。
国家資格を持っているだけでリスクヘッジが十分にできています。
なので怖がる必要はないと思うのですが…
今は転職なんて当たり前なんですから、若いうちに行動しないとマジで損だと思います。
とにかく若さは武器。
理学療法士の資格を持ってても、この業界では色メガネで見られることはありませんでしたし。
なので、「自分なんて…」と思わずにガンガン攻めるべきかなと。
不動産業界は学歴経歴不問でとにかく売れるのが正義です。
だから、今までの経歴なんてあまり関係ありません。
自分は30歳までプーでも何とでもなると思ってます。
うちにもそんなヒト結構いるんで笑
迷うのも当然だと思います。
ただ理学療法士は十分に潰しの効いた資格だと思います。
だからこそ、積極的に挑戦してみても良いと思います。
【まとめ】Aさんの理学療法士から不動産業界への転職成功のポイント
Aさんの転職成功のポイント
- 若さは何よりのアドバンテージであり財産
- 20代で他業種への転職に迷ったらすぐ行動
- 高収入だがそれなりにプライベートの犠牲を覚悟
- 理学療法士は給料は低いが残業が少ないのは魅力
働きやすさ抜群!理学療法士からIT業界に転職したBさんへインタビュー
理学療法士からIT業界へ転職したキッカケ&理由
転職しようと思った理由
- 自分にはPTは向いていなかった。
- リハビリ業界で生きていく不安。
- パソコンや機械が好きだった。
理学療法士からIT業界へ転職したキッカケ&理由:①自分にはPTは向いていなかった
臨床は基本的に評価→仮説→検証→評価→仮説…の繰り返し。
仮説を検証したってそれが100%正しかったなんて証明するものなんてありません。
例えばリハビリをして良くなっても自然治癒の可能性もあるわけです。
どれだけ自分のリハビリが影響してるかなんてわかりません。
でもどうしても白黒つけたい性格の私は不完全燃焼で耐えられませんでした…
ですが、パソコンなどの機械でエラーが起これば、正しいか間違っているかは、白黒はっきりつけられます。
そして、もともとパソコンが好きだったということもあり パソコンや機械相手の方が個人的にストレスが無くで楽しいかなと…
理学療法士からIT業界へ転職したキッカケ&理由:②理学療法士で生きていく不安
高校生のころ、ネットで「理学療法士が供給され過ぎてて、このままでは飯が食えない可能性が高い」と書かれていました。
ですが、若い頃の自分は
- お金なんてどうでもいい!
- 自分がなりたい職業に就くべきだ!
と思っていました。
が、歳をとるにつれてやっぱりお給料は高いに越したことはない!と思うようになりました笑
とにかく不安が人一倍強かったですね。
理学療法士からIT業界へ転職したキッカケ&理由:③パソコンや機械が好きだった
パソコンや機械が好きだったことが1番の理由です。
もともとパソコンや機械が好きで、実際に自分でパソコンを組み立てたり、HPも作ったりしていました。
ただ臨床が楽しくない…
このまま理学療法士を続けていいのか?
患者さんに申し訳ない…
と仕事中に何度も思って軽いうつ病になりました。
理学療法士からIT業界へ転職活動する前にしたこと
理学療法士として1年働いてからIT業界への転職を決心して行動し始めました。
ITでも色んな職種があるんですが、HPの作成が好きだったので、Webエンジニアを選びました。
転職活動の前にしたこと
- 適性診断&情報収集
- プログラムの勉強
- 選んだ言語
理学療法士からIT業界へ転職活動する前にしたこと:①適性診断&情報収集
プログラマを目指しても途中で挫折する人が山のようにいると聞いていました。
なので、まずはProgateで自分はプログラムを楽しめるのか、適正を調べました。
試してみて自分は、プログラミング楽しい!と思ったのでとりあえず目指しました。
いや、僕は完全にチー牛陰キャなのですが、自分のためと思って積極的に話を聞けましたね。
基本的にエンジニアの方は優しいです。
皆さん謙虚で、色々と相談に乗って教えて頂きました。
理学療法士からIT業界へ転職活動する前にしたこと:②プログラムの勉強
そうなんです。
プログラマを目指す上で、初心者はどの言語を学ぶべきなんだろう?と迷っていました。
経験者の方に初心者にオススメの言語を聞けば、多くの人は「Ruby」と答えました。
Rubyを集中的に鍛えるのにRailsチュートリアルっていう学習教材があるんですが、非常に良くできていると好評でした。
自分で勉強するものを選ぶのも大変なので、最初からパッケージになっているのなら安心とRubyを選びました。
勉強時間は平日帰宅後に2時間、土日は10時間。
理学療法士からIT企業へ無事に転職!
簡単に言うと、プログラム言語などのIT技術を使って作った作品のことです。
面接官にて見て貰うことで自分はこれぐらいのプログラミングスキルがあるんですよ。とアピールすることができます。
私はたくさんポートフォリオを作りました。
病院で理学療法士を指名予約できるデモサイトとかも作りましたよ笑
面接では情報分野を学んだ新卒の人と勝負しても確実に負けます。
なので、自分のアドバンテージは、コミュ力と自分を律してコントロールできることだと、売り込みました。
数10社ぐらい落ちましたが、無事、webエンジニアとして広告関連業に就職することができました。
理学療法士からIT業界に転職して感じたメリット・デメリット
○ メリット | ✕ デメリット |
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順に説明していきます!
理学療法士からIT業界へ転職して良かったこと/メリット
IT業界のメリット
- 伸びしろのある業界(Webエンジニア年収公開)
- 自由な働き方ができる
- 副業に困らない
理学療法士からIT業界へ転職したメリット:①伸びしろのある業界(Webエンジニア年収公開)
IT市場が急成長していることから、政府は2030年時点で40~80万人不足すると予想されています。
IT需要予測から推計されるIT人材需要との需給ギャップから2030年までのIT人材の不足数を推計すると、労働集約業態となっている日本のIT人材の低生産性を前提とすれば、将来的に40~80万人の規模で不足が生じる懸念があることも試算された。
実際に現場にいても驚くほどに人手が足りないように感じます。
年収もスキルが増えるたびに徐々に上がっていき、今では 年収500万円 になりました。
業績はありがたいことに右肩上がりで、今はしっかり勉強して経験を積めば年収が上がっているので今のところ不安はありません。
理学療法士からIT業界へ転職したメリット:②自由な働き方ができる
私が今勤めている会社は出勤と在宅ワークで自由に選べます。
最近子供も生まれたので今は基本的に在宅ワークがメインです。
子供がジャマして仕事にならない日も多いですが…笑
休みは週休二日で自由に決められるのでプライベートはかなり充実しています。
理学療法士からIT業界へ転職したメリット:③副業に困らない
IT業界は副業に理解のある企業が多いように感じます。
副業で新たな知見を得て、自分の会社に還元してほしいという経営者が多いみたいです。
実際にLancersやココナラなど見てもらえればわかりますが、山のように高単価のIT関連の仕事が落ちています。
なのでスキルさえあれば、副業には困ることはありません。
理学療法士からIT業界へ転職したデメリット
IT業界のデメリット
- 終わらない勉強
- 運動不足になりやすい
理学療法士からIT業界へ転職したデメリット:①終わらない勉強
デメリットだと思うのは、勉強が終わらないことです。
他の業界でも一生勉強はつきものですです。
でも、IT業界はずっと勉強してきたものが、明日には無駄になることもあります。
技術革新のペースが速すぎて、追いつきません。
例えば一生懸命プログラム言語を勉強したとしても、簡単なコードであれば、chatGPTが自動で書く時代になりました。
chatGPTの出現は本当に脅威です。
なので、新しい技術に毎日のように触れて勉強し続け無ければいけません。
おもしろいのですが同時に辛さもあります笑
理学療法士からIT業界へ転職したデメリット:②運動不足になりやすい
ずっと椅子に座ってパソコンを触る生活なので、運動不足になりがちです。
最近は腰痛がひどいので、ググって腰痛体操しています。
その点、理学療法士の時は病棟を歩き回ったり、運動不足になることはありませんでした。
そういう点は今になって羨ましいなと思います。
なぜ?理学療法士からIT業界への転職に成功した理由
Bさんの転職成功のポイント
- 早く行動したこと
- 自分の好きな業界だったから
- 徹底的に他業種を調査
私の周りにPTを辞めたヒトもいますが、結局出戻りしている人が多いんですよね。
やっぱり思ってたのと違う!となるでしょう。
だから他業界に移る前に徹底的に調査をするべきと思います。
その調査方法は色々あると思いますが
- 現職の人とご飯にいく
- 勉強会に参加する
上記の二つを自分は徹底的にしました。
現職のヒトをご飯に誘うのは、緊張しますが
「ご馳走するのでお願いします!」と言えば、相手も悪い気はしません。
本に書いてある情報よりも実際に働いているヒトの情報の方が価値があります。
5000円程度でその情報が手に入るのなら安いものです。
【まとめ】Bさんの理学療法士からIT業界への転職成功のポイント
Bさんの転職成功のポイント
- とにかく早く行動
- 自分を理解する(自己分析)
- 徹底的に他業種を調査
- ひたすら勉強&ポートフォリオ作成
- 新卒に勝てる要素を見つけアピールする
理学療法士から他業種へ転職する際のポイント・コツを要約
不動産業界とIT業界に転職した2名にインタビューしました。
他業種への転職のコツ
- 若さがあれば、転職は容易である
- とにかくすぐに行動するべき
- 他業種の人たちと接点を持てるように行動(食事会、勉強会)
- 情報収集して業界研究をする
- 自分にその業界、職種に適性があるのかを自己分析する
- 転職に向けて必要な資格、知識を身に着ける
- 国家資格を持っているだけでリスクヘッジになる
- 考えすぎず積極的にチャレンジ
当サイトの管理人は、他業種への転職にチャレンジした理学療法士を複数見てきました。
しかし、実際には出戻りする方がほとんど。
その原因は、業界研究や自己分析、将来のプランニングを怠ったことが考えられるのではないかと思います。
このインタビューを通して、若さとしっかりとした準備さえあれば、成功する可能性はグンと上がると思いました。
目指したい他業種がわからない人が取るべき行動3選
先程インタビューした2名は、自分が転職したい職業が決まってから努力をしました。
でも、中には
という方もいると思います。
そういった方は徹底的な自己分析が必要。
3つご紹介します。
自己分析1:ストレングスファンダー2.0を読む
自己分析はストレングスファンダー2.0を読みましょう。
Amazonのレビュー見てもらえばわかると思いますが、自己分析書の超スタンダードであり王道。
あなたが若ければ若いほど有利になるでしょう。
自己分析2:ミイダスで自分の市場価値を知る
ストレングスファンダー2.0は素晴らしい本です。
しかし、欠点は内容盛りだくさんで分厚いこと…
読む時間がない方は、サクッとミイダスに登録して、自己分析しましょう。
ミイダスとは?
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自己分析3:転職エージェントに登録して自分の市場価値を知る
という方も多いと思います。
その場合は、転職エージェントに登録することで
求人の紹介・自分の市場価値・自己分析が一気にできます。
一般企業の転職エージェントならマイナビAGENT一択です。
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- 応募書類の準備から面接対策まで、親身な転職サポート
とにかくすぐにでも早く若いうちに行動しないと何も変わりません。
自分が何がしたいのかわからないという方は一度登録してみはいかがでしょうか?
まとめ
理学療法士から転職した2名にインタビューしました。
理学療法士は素晴らしい仕事です。
私も大好きです。
しかし、他業種に転職したいと思う方は、少しずつでも良いので行動することをオススメします。
とにかく今日が一番若い日です。
この記事があなたにとって一歩前進できる記事であったならうれしいです。