【理学療法士向け】訪問看護ステーションの選び方10の基準

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訪問看護ステーションの転職で後悔したくない…
何を基準に選んだら良いかわからない…

病院から訪問看護ステーションに転職する場合って、何を基準に選んでいいかわかりませんよね…

 

私は訪問看護ステーションに8年以上勤務している理学療法士です。

長年働いているからこそ、転職先を見るべきポイントがわかります。

 

この記事を読むことで、上辺だけではない本当の訪問看護ステーションの選び方を知ることができます。

【理学療法士向け】訪問看護ステーションの選び方10の基準

多くの人が思う理想の訪問看護ステーションの特徴をあげるのなら以下の3つ

  • 給料が良い
  • 経営が安定している
  • 地域からの信頼が熱い

これらの条件を満たせる可能性が基準を解説していきます。

訪問看護ステーションの選び方の基準

  1. 歩合制
  2. 人口が多い地域、高齢者比率の高い地域
  3. 医療保険比率が高い
  4. 設立して年数が経っている
  5. 施設訪問が多い(長所・短所あり)
  6. バイクで訪問ができる
  7. 看護師求人対策をしっかりしている
  8. 事業所が駅から近い
  9. 看護師:セラピスト比率が6:4以下
  10. 機能強化型訪問看護ステーションに指定されている事業所
シロマツ
順に解説していきます!
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歩合制

ぶあ

給料とボーナスは歩合制の訪問看護ステーションをオススメします。

理由は以下の2つ。

  • お給料が良い
  • モチベーションが継続しやすい

基本的に年収500万以上の訪問看護ステーションは歩合制がほとんどです。

 

逆に歩合制でない事業所は、頑張っても全体の収益が低いとボーナスや給料に反映されません。

今月140件も訪問したのにボーナスがない!

ということが普通にあります。

そうなると、結果的にモチベーションも下がりますよね

 

でも歩合制での雇用契約であれば、訪問件数の分だけお給料が貰えます。

結果、営業も頑張れますし、モチベーションも高く維持できます。

 

歩合制のデメリットを上げるとするなら、入院などで大量にキャンセルが出た場合は減給になること。

メリットとデメリットはそれぞれありますが

高いお給料とモチベーションを維持したいなら歩合制のステーションを選びましょう。

シロマツ
私も歩合制のステーションです!

人口が多くて高齢化率の高い地域を選ぶ

訪問看護ステーションで最も重要なのは 場所 です。

 

当然ですが、人口が多くて高齢化率が高い場所にある訪問看護ステーションは売上が良いです。

理由は以下の2つ

  • 集客が容易
  • 移動時間の短縮が可能。たくさん訪問できる

当たり前ですが、田舎だと人がいないので集客は難しいです。

そして、移動に時間を取られるので訪問件数が少なくなります。

結果的に田舎だとはお給料が少なくなります。

 

就職場所で確認するべきは以下の2つ。

  • 市区町村の人口(東京、千葉、神奈川、大阪、愛知県などが有利)
  • 高齢化率・年齢比率(60歳〜100歳までの比率が高い地域)

「東京都・地域別・高齢者数」などでググれば簡単に出てきます。

以下は東京都の2025年と2040年の高齢者率です。

東京都の地域別高齢者数

引用:東京都公式ホームページ:東京都の高齢者の現状(資料集)

このようなデータはどこでも落ちています。

地域の人口の密集度と高齢化率を計算して安定した場所の事業所を探しましょう。

 

これまでご紹介した以下の3つの条件が揃っていれば、ほぼ間違いなく500〜600万円は狙えます。

  1. 歩合制
  2. 人口が多い
  3. 高齢化率が高い

あなたが就職しようとしている地域はどうでしょうか?

確認してみてください。

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医療保険比率が高い

訪問看護ステーションは大きく分けて2つの保険が利用できます。

  • 介護保険
  • 医療保険
この2つは何が違うの?

ざっとした違いは以下の通り

  • 医療保険:難病+重度で専門的な医療的ケアが必要。病院からの紹介が多い。
  • 介護保険︰医療的ケアが必要でない場合が多い。ケアマネジャーからの紹介が多い。

以上のことから

医療保険の割合が多い=重症者にしっかり対応できるステーション

である可能性が高いです。

よって地域の医療機関から信頼されているという証拠になります。

 

一度採用担当者に

貴社の利用者は介護保険、医療保険の割合はどれくらいですか?

と質問してみてもいいかもしれません。

 

開業して年数が経っている

開業して年数が経っているステーションを選びましょう。

理由は以下の2つ

  • 経営が安定している
  • 新規開拓の営業をしなくて済む

年数が経っているということは「廃業せず生き残った」という事。

「廃業せず生き残った」ということは、地域の信頼、人脈、新規依頼経路が確保できている証拠です。

 

なので経営が安定しており、頻繁に新規開拓の営業に行かなくて良いのです。

その結果、専門的な業務に集中できます。

 

今の時代は訪問看護ステーションバブルです。

毎年のように大量の訪問看護ステーションが作られ消えていきます。

なので、新規参入したばかりのステーションは経営的に不安定です。

 

モグラ
どれくらい年数が経っている事業所が良いの?
シロマツ
個人的に7年以上運営している訪問看護ステーションはおすすめだよ!

 

安定しており、営業ばかり行きたくないのであれば、開業から年数が経っているステーションをオススメします。

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施設訪問が多い

施設訪問が多い場合は、感染症ウィルスなどが流行したら、一気にキャンセルとなる場合もあるのよね?

確かにそういったデメリットもあります。

 

しかし、それを加味しても施設訪問が多いステーションをおすすめします。

 

理由は以下の2つ。

  • 施設と連携している場合、継続して新規依頼が来やすい。
  • 連続して同じ施設の訪問がある場合、移動時間を減らせる。
  • ケアマネが施設に常駐している場合は営業がしやすい。

このようにメリットが多いです。

結果的に経営が安定して、移動時間の短縮からストレスも少なくなります。

意見がわかれるところですが、個人的に施設訪問が多いステーションはおすすめです。

バイクで訪問ができる

訪問看護ステーションの訪問手段は電動自転車、バイク、車などがあります。

結論から言えばバイクをおすすめします。

 

それぞれのメリット・デメリットは以下の通り

自転車

  • メリット:小回りがきく、どこでも駐車できる、比較的安全
  • ×デメリット:疲れる、夏、冬はきつい

バイク

  • メリット:小回りがきく、疲れない、渋滞は関係ない、件数がかなり回れる
  • ×デメリット:事故のリスクが高い、夏、冬、雨がきつい

  • メリット:安全に移動できる、季節関係なく快適に過ごせる
  • ×デメリット:ガソリン代が掛かる、駐車料金が掛かる、渋滞で訪問に遅れる可能性がある。

バイクは小回りがきいて、渋滞は関係なく移動時間も短縮できます。

間違いなく訪問件数をたくさんこなせるのはバイクです。

そして、事業所で重宝されるのもバイク訪問ができるスタッフです。

 

中にはバイク手当など支給する事業所もあります。

 

なので稼ぎたい場合はバイクをおすすめします。

でも、事故リスクを最小限にしたい場合は自転車や車にしておきましょう^^

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看護師求人対策をしっかりしている

訪問看護ステーションが廃止する1番の原因は

 

看護師の人員不足

 

どれだけ環境が良い職場でも、看護師は売り手市場。

なので、離職者は定期的に出ます。

 

そのためリスク管理として求人対策に力を入れているステーションをおすすめします。

 

見分け方として以下の参考にしてみてください。

  • ホームページは魅力的なものか?
  • 看護師の待遇は魅力的か?
  • SNSなど運用しているか?
  • 公式ホームページ以外にも看護師求人を出しているか?

駅から事業所が近い

訪問看護ステーションが廃業する1番の原因は看護師の人員不足です。

人員不足になっている原因1つに事業所の場所があります。

 

看護師の多くは女性です、

家庭、仕事で基本的に多忙。

 

なので、通勤時間を少なくするために駅チカの事業所は人気があります。

駅チカだと看護師が集まりやすく経営が安定します。

 

できれば駅から徒歩10分以内が理想。

 

逆に徒歩10分以上要する場合は、自転車通勤が可能な地元の看護師しか集まらず、どうしても人員不足になりがちです。

 

なので、選ぶのなら駅チカの事業所にしましょう。

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看護師:セラピスト比率が6:4以下

現在、厚生労働省の有識者会議で議論されているのが

訪問看護ステーションはリハビリ多すぎじゃね?ということです。

 

恐らく今後、看護師とセラピストの人員比率を6:4かそれ以上にしなければならないという規制が作られる言われています。

以下は厚生労働省の資料です。

リハビリテーション専門職による訪問

  • 理学療法士等の訪問が多い事業所は、看取りの実績が少ない、軽度者の割合が高いという結果もあるため、サービ
    スの提供実態を踏まえて、看護職とそれ以外の職員の比率を人員基準の中に追加する等の対応を検討する必要がある
    のではないか。
  • リハビリ専門職による訪問看護に特化した訪問看護ステーションの増加は問題であり、看護職員の割合の設定を求
    めるべきではないか。
  • 理学療法士等による訪問看護については、訪問看護の人員基準の追加や回数による減算など本来の訪問看護のある
    べき姿に誘導すべき。
  • 全ての訪問看護ステーションで、理学療法士等の配置割合を考えるべき。その際は、一定の経過措置を設けて実施
    すべき。

引用:厚生労働省,社保審-介護給付費分科会,第193回(R2.11.16) ,資料14

偉い人たちから「理学療法士は人員比率を設定するべき」という意見が多数。

なので今後、訪問看護ステーションで理学療法士の人員基準が設定される可能性が高いです。

時期はいつかは不明です。

でもリスク管理として、リハビリの収益をメインにしている訪問看護ステーションへの就職は避けたほうが無難でしょう。

 

就職するならバランスのとれた看護師:6、リハビリ:4くらいの訪問看護ステーションをおすすめします。

機能強化型に指定されている

非常に数は少ないのですが、機能強化型訪問看護ステーションに指定されている事業所はおすすめです。

 

機能強化型訪問看護ステーションとは、複数の厳しい条件をクリアした訪問看護ステーションです。

 

機能強化型に指定されたということは、地域の中核的な訪問看護ステーションということです。

そして、国や訪問看護協会が示す進むべき道を進んでいるということ。

 

なので長く安定しているには間違いありません。

経営的にも安定しており、転職先としてかなりおすすめです。

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優良な訪問看護ステーションを探すコツ

多くの方はindeedやハローワークなどの求人サイトを見ると思いますが、それだけは不十分。

良い求人に出会うためにも、より多くの情報に触れることが大事です。

 

優良な求人に出会う確率を上げるためにも、転職サイトを利用しましょう。

 

今の時代、転職サイトの利用は当たり前となってきました。

 

無料で利用可能。

そして非公開求人も多数。

詳細な求人情報を聞くことも可能です。

 

多くのサイトがありますが、個人的にオススメなのは

マイナビコメディカルPTOTSTワーカーです。

 

白衣のドカタでは毎月、セラピストの転職サイトを病院、訪問、施設などジャンル別で求人数を調査しています。

以下の記事で詳細な求人数がわかります。

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まとめ

理学療法士向けの訪問看護ステーションの選び方を解説しました。

訪問看護ステーションを選ぶポイントまとめ

  1. 歩合制
  2. 人口が多い地域、高齢者比率の高い地域
  3. 医療保険比率が高い
  4. 設立して年数が経っている
  5. 施設訪問が多い(長所・短所あり)
  6. バイクで訪問ができる
  7. 看護師求人対策をしっかりしている
  8. 看護師:セラピスト比率が6:4以下
  9. 機能強化型訪問看護ステーションに指定されている事業所

訪問看護ステーション選びに悩んでいる理学療法士の方の参考になれば幸いです。

シロマツ
最後までお読みいただいてありがとうございました!
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